参院厚生労働委員会は五日、年金記録の管理不備問題で受給漏れに対応する年金時効撤廃特例法案と、社会保険庁を解体する同庁改革関連法案についての質疑を始めた。
柳沢伯夫厚生労働相は、社保庁が管理する公的年金記録の不備問題で、誰のものか分からなくなっている年金記録約五千万件の照合を来年五月までに終えるなどの新しい対応策を四日に公表したことについて「社保庁、厚生労働省の姿勢が転換したと受け止めてほしい」と意義を強調した。
柳沢氏はまた「(不備問題で)国民に心配をかけていることは年金事業の運営を担当している役所として本当に申し訳ない」と陳謝した。自民党の西島英利氏の質問に対する答弁。
民主党の足立信也氏が、社保庁の記録管理の不備について「保険料納付に関する記録を管理する義務を社保庁長官に負わせている厚生年金法に違反している」と指摘したのに対し、柳沢氏は「(法による)命令が十分に履行されていない状況だ」と答弁。村瀬清司長官は「(記録の)欠落は義務を果たしていない」と責任を認めた。
足立氏が、約五千万件の記録について加入者などが負担した保険料の総額を質問したのに対し、社保庁の青柳親房運営部長は「集計していないので、答えられない」と述べた。
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