ギャルルの新メンバーに“あべべ”
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9日にできちゃった結婚を発表した辻希美(19)が脱退したパラパラユニット「ギャルル」の新メンバーにタレントの安倍麻美(22)が加入することが14日、プロデューサーを務めるつんく♂(38)から発表された。安倍は姉の安倍なつみとともに姉妹でのつんく♂ファミリー入り。辻も「ヤンママになってだれよりもギャルルを応援する」とエールを送った。 姉なっちを育てたつんく♂の新プロジェクトのピンチを妹・麻美が「あべべ」として救うことになった。 つんく♂は、辻の妊娠発覚を受けて、残ったメンバーのギャル曽根(そねね)と時東ぁみ(ぁみみ)の2人で、ユニットを継続することも考えた。だが3月に舞台「アウト・オブ・オーダー~偉人伝心~」を見た際、「演技が面白い」と印象に残っていた安倍に加入を依頼、安倍が快諾した。デビュー曲「Boom Boom めっちゃマッチョ!」もすでに安倍バージョンで再録音され、6月20日に発売される。 安倍にとっても天職のようなものだ。「ギャルル」は4月の結成イベントでガン黒メーク姿でファンの度肝を抜いたが、安倍は地元の北海道・札幌時代からコギャルでならし、渋谷の「109」で「なっちをコギャルにした感じの子」としてスカウトされた。「Boom-」のジャケット撮影時には「鏡で見て懐かしさと青春の甘酸っぱさ」を感じたという。 一方、わずか1度のイベントで脱退した辻は「麻美ちゃんが加わってさらにパワーアップしたギャルルが楽しみ。私は元ギャルルリーダーらしく“ヤンママ”になって応援する」と“親衛隊”宣言。 新生「ギャルル」は6月30日、東京・渋谷のCCレモンホールで行われる入場無料コンサートでお披露目される。 |
![]() 安倍麻美(あべべ)、ギャル曽根(そねね)、時東ぁみ(ぁみみ)の愛称にオジサンはアワワ…=左から |
麻美は、もともと本物のコギャルだった。
「出身地の室蘭から、東京観光に来ていて、渋谷の109前でショッピングしていたところをスカウトされた」(関係者)という。スカウトしたスタッフは「安倍なつみがギャル化したようなコをスカウトしてきた」と報告したが、よく聞いてみると、安倍なつみの実妹だったというエピソードも。
麻美は姉とは別のプロダクション(ワタナベエンターテインメント)で、歌手活動や舞台を続けてきた。「最近は、バラエティー番組で、本音を弾けさせるキャラも育ってきた。『ギャルル』の加入はステップアップに、ちょうどいいのでは」(民放スタッフ)という声も聞かれる。
麻美自身、急な参加に戸惑いながらも「ジャケット撮影の時、『ギャルルメイク』をした自分を鏡で見て、懐かしさと青春の甘酸っぱさを感じました」とコメント。22歳のコが、10代を振り返って“甘酸っぱい”というのも今どきか。
一方、辻に代わって、新たにリーダーとなるギャル曽根の素顔を取材経験のある編集者が明かす。
「受け答えがていねいで、気配りに古風なところさえあった。同行の中年カメラマンのヒゲをほめて、その気にさせるなどオヤジキラーぶりも見せていた。家庭でも家族のために料理を作るらしい」
大食いタレントとしての武勇伝も数多い。
「彼女の場合は、味にもこだわって大食いするタイプ。パンの対決ではジャムを1キロも使ったし、ソバの大食いではソバの味に飽きておかずを食べすぎ勝負に敗れた。消化力にすぐれ、お通じは1日6回あるらしい」(先の編集者)
ギャルルの行く末は、案外、この大食い娘の強烈なキャラクターにかかっているのかも。